「心」は人間の体のどこにあるのか。日本と海外の違いについて

「心」の所在

「心」は人間の体のどこにあるのか。

理屈っぽい人なら「心」は抽象的な概念の話で、具体的にどこかに存在するわけではない、というかもしれません。

それはある意味で正しい答えかもしれませんが、何かによって「心」が傷つけられると、私たちの体の具体的な場所が不調になったりします。

つまり、「心」は確かに存在し、体同様、大切にしてあげる必要があります。

日本と海外の違い

面白い話を聞いたことがあります。

「心」はどこにあるのか、という問いに、多くの日本人は「心臓」と答えるそうです。

これは、心臓が人間の体で最も大切な臓器であり、「心」も同様に大切なものとされてきたことに起因しています。

日本人の好きなワビサビの精神ですね。

ワビサビの精神とは、物事の美しさや価値感を完璧さや華やかさではなく、不完全さや崩れやすさ、自然な状態が変化していく中に見出すことをいいます。

一方で、海外では「心」は「脳」にあると考える方が多いようです。

これは、「脳」は中枢神経系の組織であり、いわば人間の体の司令塔です。

先ほど、「心」が傷つけられると具体的な人間の体に作用すると書きましたが、まさにその命令は「脳」から出ていると考えられているためです。

なぜ心臓は「心」の臓器と言うのか

これには次の3つ理由が挙げられます。

まず1つ目は、先程も書きましたが、心臓が臓器の中心的な役割を担っていることです。

心臓はポンプの役割をして、全身に血液を送り、ほとんど全ての臓器に作用しています。

2つ目は、古代より宗教的な観点より、魂は心臓に宿っていると考えられてきたことです。

3つ目は、心臓が比喩的な表現として、愛情や情熱の代名詞として用いられてきたことです。

例えば、恋をすると「脳」ではなく、胸が具体的にドキドキしますもんね。

まとめ

心の場所について、いろいろ述べましたが、理性的には「脳」に存在しており、感性的には「心臓」に存在しているように思いました。

大切なことは、「心」は確かに存在しているので、自分自身の「心」を疎かにせず、体と同様に大切にする必要があるということです。

ココロとカラダ、人間の全部。

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