春分の日とお彼岸の入りの関係と墓参りなどお彼岸にやる事について

2023年3月21日は春分の日

2023年3月21日(火)は春分の日。
昼と夜の長さがちょうど同じになる春分の日と秋分の日を挟んだ7日間をお彼岸と呼び、その前3日間の初日を「彼岸の入り」と呼びます。

反対に、後の3日間の最後の日を「彼岸明け」と呼びます。

お彼岸にやる事とは

お彼岸には、墓参りなど先祖供養や、自然や生物を慈しむ期間とされています。

「彼岸」は「あの世」のことで、反対に「この世」のことは「此岸(しがん)」と呼びます。

彼岸は、太陽がちょうど真東から上り、真西に降りていく時期でもあります。

なので、彼岸(あの世)と此岸(この世)が最も近くなる時期として、お彼岸の行事を行います。

仏事としてのお彼岸

仏教の念仏で、よく「はーらーみーたー」と唱えますが、漢字で書くと「波羅蜜多」となり、サンスクリット語で「パーラム・イタ」、つまり「彼岸に到達する」ことを意味しています。

お彼岸とは、此岸から彼岸へ渡るための6つの修行、「六波羅蜜」を行う期間ともいわれています。

六波羅蜜とやる事について

布施他人に施しをしましょう。見返りを求めてはいけません。お布施は物質だけが対象になるわけではありません。慈愛の心が大切です。
持戒規則は守りましょう。みんなの和を保つことが大切です。高次元の常識を持ち、自分本位にならないように心がけましょう。
忍辱耐え忍びましょう。人を赦す心を大切にして、どんな屈辱を受けたとしても慈悲の心を持って、赦しましょう。これは私にとっては一番難しいです。
精進不断の努力を怠らないようにしましょう。自分磨きに取り組み、日々高度な進化を続けていく世の中に対応できるように取り組みましょう。
禅定第三者の立場から自分を見つめ直しましょう。心を落ち着かせて、自分を客観視することで、自分の短所を省みることが出来ます。
智慧上記の5つに取り組むことで、彼岸に辿り着くための、本来の人間らしい智慧を獲得しましょう。

日本の行事は、仏教から由来しているものが多いと気付かされますね。

例えば、4月になると各地で花まつりが開催しれますが、これはお釈迦様の誕生を祝う行事です。

暑さ寒さも彼岸まで

日本のことわざに、「暑さ寒さも彼岸まで」というものがあります。

意味は文字通り、季節を分ける春分の日と秋分の日、それぞれ厳しい寒さも過酷な夏の暑さも彼岸を過ぎれば和らいでくるという意味ですが、そこから転じて、辛い時期もやがて終わりが来る、という意味にも使われます。

いつか厳しい時期も終わり、本来の自分らしさが発揮できるその日を迎えるために日々精進しましょう。
日々是好日。

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