「家族関係」と「自己実現」の専門家、野口嘉則著書『鏡の法則』を読んで

この記事では、ミリオンセラーとなった『鏡の法則(完全版)』を読んだ私の個人的な感想について記述しています。

本著の内容には言及していませんので、内容が気になる方は、是非、本著を手に取って読んでみてください。

実話に基づくストーリーで、帯にも記載されている通り、「9割が涙した」には嘘偽りないと思います。私もすぐ泣きました(笑)

私が謝りたい人

私が謝りたい人で思い出したのは、父親の存在です。

もう15年以上も前に病気で亡くなりましたので、今や夢でしか会えませんが。

私の父親について

私の父親は非常に厳しい人でした。

私の怖がりな性格を直そうとしてなのか、ある日、真っ暗闇の中、実家の裏口に置いてあった自分の靴を取りに行くよう、強い口調で言いました。

私は泣きながら、裸足で自分の靴を取りに行きました。

都会育ちの方はわからないかもしれませんが、田舎の夜は一筋の明かりもなく、一歩先も見えない本当に真っ暗闇なんです。

当時、幼少期であった自分には、とても怖い体験だったのを今でも覚えています。

なぜ謝りたいか

そんな厳しい父親に対して、自分が小学校低学年のとき、父親への恨み、つらみをノートに書いて、古紙と一緒に捨てました。

ところが、そのノートだけ回収されて両親の部屋に置いてあるのを、ある日、発見しました。

自分を一生懸命育ててくれたのは間違いないと思いますが、そんな子どもから恨み、つらみを言われるのは父親にとって、とても悲しいことだと思います。

ただ、当時の私は幼かったこともあり、ノートが見つかったことも知らないふりをしました。バツが悪かったので、それからずっと謝ることもしませんでした。

そして「離別」へ

私は大学へ通うために、実家を出て暮らしました。

そのまま実家へ戻ることなく就職しましたので、父親が亡くなるまで数回しか会わなかったと思います。

父親の訃報を聞いたとき、人目もはばからずに号泣してしまったのも覚えています。

遅すぎるかもしれませんが、また場違いかもしれませんが、この場を借りてお父さんに謝罪します。

悪口書いてごめんなさい。自分がちゃんと社会に出て働くまでお父さんの苦労なんて理解できませんでした。

「ありがとう」って言いそびれたやついる?

本著を読んで思い出したのが、当時「2ちゃんねる」で流行っていたFlash動画の「ありがとう」って言いそびれたやついる?という動画を何回も見て涙していたことです。

シンガーソングライターKOKIAさんの「ありがとう…」という曲に乗せて作られたこの動画と同じ気持ちになるなんて当時の自分には知る由もありませんでした。

父親に向けて

私は4人兄弟で、喧嘩も絶えなかったですが、楽しく過ごしてきました。そして、それは今も現在進行形で続いています。

私たち家族の生活のために休日も返上して働いてくれたお父さんには感謝してもしきれません。

今度は私がそのバトンを受け取り、次に繋いでいきます。

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