DX推進のためのデジタル化のヒント

はじめに

前回の記事(なぜ今、DXなのか)の中で、デジタル化について、社会全体として求められてる方向性、また、私たち個人にとっても働く場所に縛られないといったメリットがあることを書きました。

それでは、具体的に私たち個人がどのようにデジタル化に取り組めばよいかを今回は書きたいと思います。皆さまの職場でも活かせるヒントになれば幸いです。

RPA(Robotic Process Automation)

まず、デジタル化で必要なことは、パソコンでできる作業は極力パソコンにやらせる、という大前提があります。

そのために、必要な考え方としてRPA、わかりやすく言えば、ロボットによる作業の自動化です。

「英語?ロボット?難しそう。」と思ってしまいがちですが、決して難しくはありません。

RPA用のツール(アプリ)が提供されていまして、無償で使用できるものもあります。

Power Automate 

Power Automate | Microsoft Power Platform

そのツールの中でも私がおすすめしたいのは、Microsoft社が提供しているPower Automateです。

おそらくほとんどの企業ではWindowsを使用して仕事をしているかと思います。

このツールで、トリガー(どのタイミングで)とアクション(何をするか)を設定することが出来ます。

このツールを使えば、例えば、毎週何時何分にこのファイルを実行する、といったことが視覚的に設定できます。

このツールの活用方法などは、また別の記事で書きたいと思います。

Python(パイソン)

https://www.python.org/

Pythonはオブジェクト指向のプログラミング言語ですが、何がおすすめできるかと言えば、豊富なライブラリ(EXCELでいう関数のようなもの)が存在することです。

そのため、少ないプログラムコードの記述で、ファイル操作が可能になります。

少ないプログラムコードの記述(ローコード)でシステム開発が可能となります。

AI-OCR(Optical Character Reader)

OCRは、例えば手書き文字をデジタルデータに変換してくれる技術のことを言います。

これにより、例えば紙でしか存在しなかった情報をデジタルデータに変換してくれます。

これまでは、人の手で一所懸命文字おこししていましたが、スキャナーで読み込むことで、変換可能なデジタルデータに一発で変換してくれます。

ただし、手書き文字だと読み取りの精度が悪いため、AI(人工知能)を駆使して、読み取り精度を日々改善されています。

こちらも、Microsoft社やGoogle社がアプリを提供していたり、さきほど紹介したPythonでも読み取り用のライブラリが存在するなど、様々な方法で使用することが出来ます。

Webスクレイピング

例えば、仕事で色んなWebサイトを閲覧して情報を収集していることをしていませんでしょうか。

先日、私は、とあるサイトの中にある画像データを集めてくるといった仕事を担当しました。

WebスクレイピングはWebサイトの閲覧を自動化し、情報収集したものをリスト化することが出来ます。

ただし、一つのWebサイトに対して大量のリクエストを送信すると、サーバーダウンなど迷惑をかけることがあるので、処理分散するなど工夫が必要です。

さきほど紹介したPythonにもライブラリが存在しますが、私はExcel VBAで実現しました。

最後に

まだまだ紹介できそうなヒントがありそうですが、思いついたら書き足していきたいと思います。

皆さま、よい週末をお過ごしください。

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