大切な人との別れ(離別や死別)
この記事を読んでいるあなたは、きっと大切な人との別れ、原因は離別なのか、死別なのかはわかりませんが、深い悲しみの最中にいることかと思います。
恋人との別れ、家族との別れ、あるいは飼っていた大切なペットとの別れかもしれません。
悲しみの基準は自分自身のもの
よく「その程度で悲しむなんて」などと言う人がいますが、悲しみを感じるのは主観的、つまり自分自身であって、他人があなたの悲しみの深さを感じることは出来ません。
なので、あなたの周りの人も、彼ら自身の経験からアドバイス出来ることはあっても、あなたの悲しみの深さは、あなた自身でしか分からないものです。
ありのままの自分を受け入れる
まず、大切な人とのお別れという、とても深い悲しみからすぐに立ち直る方法なんてありません。時間がかかるものです。
なので、まず一番大切なことは、自分自身が深い悲しみの最中にいることを認めることです。
自分の感情を吐き出してみる
今の自分の感情を信頼できる誰かに話してみるなり、日記に書くなり、はたまたSNSに投稿してみると良いかもしれません。
辛い感情を吐き出すことで、少し気持ちが軽くなる場合があります。
ここで重要なのは、感情を吐き出す相手が信頼出来るかどうかです。
聞いてくれるだけでいいのに、厳しい意見や冷やかしなどを受けてしまうと、逆影響となってしまいます。
特に顔の見えないSNSに投稿する場合は注意が必要です。
少しずつ生活リズムを取り戻す
深い悲しみの最中には、何事もやる気を失っています。
なので、そんな時は動かなくて良いのです。
ただ、自分で少し動けるな、と感じたら、ちゃんとした食事を取ってみるとか、軽い運動をしてみるなど、少しずつあなたの日常を取り戻していきましょう。
夢中になれる趣味を再開してみるのもいいかもしれません。
専門家に相談してみる
なかなか気分が晴れなくて、暗くて長いトンネルからなかなか抜け出せないときには、専門家に相談してみるのがよいかもしれません。
同じような立場の人の話を聞いてみるのもよいでしょう。
立ち直る過程は人それぞれ
最初に書いたように、悲しみの基準は自分自身なので、立ち直り方もその人にあったやり方があると思います。
なので、まずは自分自身が深く悲しんでいることを自覚して、決して無理をしないようにしてください。
キサーゴータミーの話
昔、インドの山奥に、キサーゴータミーという若い母親がいました。
彼女には小さな子供がひとり居ましたが、ある日病気でその子を亡くしてしまいます。
子供の死を受け入れられない彼女は、子供の遺体を抱き抱えて村中の人に「この子を蘇らせてください」と頼んでまわりました。
すると、彼女は「お釈迦様ならなんとかしてくれるかもしれない」と耳にします。
彼女はすぐにお釈迦様の元へ行き、子供を蘇らせてもらうように頼みました。
お釈迦様はその子供の遺体を抱き抱え、「わかりました。ただし、死人の出ていない家からケシの実の種を貰ってきてください。」と彼女に条件を出しました。
彼女はすぐに村中の家々を訪ねました。
しかし、ケシの実の種はすぐに見つかったものの、死人の出ていない家がどこにも見つかりませんでした。
そして、彼女は色んな家の人の大切な人が亡くなってしまった時の話を聞くことによって、皆同じように苦しんできたことを知りました。
そして、彼女は「死は生きるものにとって避けられないもの」という事を悟りました。
最後に
深い悲しみの最中にいるときは、なかなか気分も晴れずにモヤモヤするものです。
まずは自分の気持ちと向き合い、認めてあげることだと思います。そして、時間はかかると思いますが、少しずついつもの自分らしさを取り戻していってください。
止まない雨はありません。
いつか上を向いて歩ける日のために。
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