リスキリング(学び直し)とは
リスキリングとは、英語で書くとRe-skillingとなり、日本語だと「再教育」の意味となります。
つまり、分かりやすく言うと、「リスキリング=学び直し」ということになります。
リスキリングとは、経済産業省「第2回デジタル時代の人材政策に関する検討会(2021年2月26日)」で、石原直子リクルートワークス研究所人事研究センター長が提出した資料で、「新しい職業に就くために、あるいは、今の職業で必要とされるスキルの大幅な変化に適応するために、必要なスキルを獲得すること(されること)」と定義されています。
特に、このブログでも取り上げているDX分野の人材育成のために、最近話題となっているテーマです。
以前取り上げたDX分野の記事
良かったらこちらもご一読ください。
なぜ今、DXなのか – Love and Smile (loveandsmile2022.com)
DX推進のためのデジタル化のヒント – Love and Smile (loveandsmile2022.com)
ただし、リスキリングは、デジタル分野限定ということでもありませんので、ご注意ください。
リカレント教育との違いについて
リカレント教育とは、英語で書くと、Re-currentとなり、日本語だと「再発」の意味になります。
一度、教育課程を修了した人が社会に出てからも、仕事に必要な知識を学び直すところにあります。
リスキリングとの違いは、企業が主体となって職場を離れず学ぶのが「リスキリング」、主体が労働者側にあって大学などで学び直しを行うのが「リカレント教育」という認識で良いと思います。
岸田内閣とリスキリング
岸田首相は22年10月の臨時国会で、所信表明演説し、個人のリスキリング(学び直し)の支援に5年で1兆円を投じると表明した。
具体的には、次の支援が計画されています。
- 転職を受け入れる企業や非正規雇用を正規雇用に転換する企業への支援
- 在職者のリスキリングから転職までの支援
- 従業員を訓練する企業への補助拡充
上記からも分かる通り、リスキリングは成長分野へ労働力を誘導し、賃上げを図りたい思惑があります。
保育士や介護士の処遇改善について
時代の要請を受けた職業と言えば、例えば、保育士や介護士なんかもそうだと思いますが、賃金が公的に決められて、賃金水準が低く抑えられたままです。
処遇改善策として、2022年2月に月額9000円の賃上げがなされましたが、十分とは言えないでしょう。
労働市場も需要と供給で決まるものなので、政府主導で職業選択を誘導しても限界があるように思います。
それよりも大事なことは、海外市場の開拓など、新たな需要を見つけてくることだと思います。
最後に
社会のデジタル化が進めば、これまで終身雇用を前提とした働き方から、副業であったり、働く場所に捉われない働き方に変化していくように思います。
働く人にとっても、自分自身の活躍の分野が広がるのではないか、という意味でリスキリングについて紹介しました。
メキシコペソや南アフリカランドも!通貨ペアも充実の【DMM FX】!
コメント